レガシィ タイミングベルト交換費用12万円は妥当?

レガシィ

・ディーラーでレガシィ タイミングベルト交換費用12万円の見積もり・・妥当なの?

・レガシィのタイミングベルト交換費用って具体的に「何に」「いくら」かかるの?

・それぞれの部品代や工賃、いくらかかるのか詳しく知りたい

このような疑問にお答えします。

この記事を書いている私は、スバルの整備士を6年間やってきました。

レガシィのタイミングベルト交換作業も、お客さんの整備説明や料金説明も何十回とやってきました。

これから紹介する記事内容の信憑性にも繋がるかと思いますので、是非最後までご覧ください。

※これから紹介する金額は、私が現役で整備士をやっていた時の概算金額です。

現在の金額とは若干の違いがある可能性がありますので、参考程度と思ってご覧ください。

なぜ私が整備士を辞めたのかはプロフィール【このブログ運営者はこんな人です】に詳しく記事にしましたので是非ご覧ください。

レガシィ タイミングベルト交換費用【約12万円】は妥当。

まず、レガシィのタイミングベルト交換費用【約12万円】は妥当です。

先に、私が考える、金額が高くなる要因は主に2つあります。

・水平対向エンジンと言う構造的な理由

・タイミングベルトと一緒に交換する部品が多い

この2つです。

なんで「水平対向エンジン」は他のエンジンよりコストがかかるの?

タイミングベルトの交換だけじゃダメなの?

このような疑問に対してはレガシィのタイミングベルト交換費用はなぜ高い?【元整備士が解説】に詳しく書きましたので是非ご覧ください。

それでは、レガシィのタイミングベルト交換費用について、工賃にいくら、部品代にいくらお金がかかるか、それぞれ詳しく解説していきます。

1.【タイミングベルト&プーリー類】の交換費用【約76,000円】

まず最初にタイミングベルト、プーリー類の交換費用が、約76,000円です。

そのうちの部品代が46,000円ですね。

部品代金の内訳は以下の通りです。

・タイミングベルト代16,000円

・ウォーターポンププーリー代13,000円

・その他のプーリー代17,000円

これらの部品はタイミングベルトと一緒に交換した方がいいですね!

もちろん自分の車の部品も交換しました。

なぜ交換した方がいいのかは、先ほど紹介したレガシィのタイミングベルト交換費用はなぜ高い?【元整備士が解説】に実際にあった事例も交えて詳しく解説してあります。

この記事を見てもらえれば、納得できるかと思います。

続いて工賃です。

上記の部品交換にかかる工賃は約30,000円です。

下の図のように、タイミングベルトはウォーターポンププーリーその他のプーリーに巻きついて高速で回転しています。

またタイミングベルトやプーリー類は、ボンネットを開けてエンジンルームを覗き込めば、すぐに見えると言う訳ではないんです。

図には載っていないオルタネーターベルトやエアコンベルト、ラジエーターやタイミングベルトカバーと言った部品を取り外し、ようやく見えてきて、交換が可能になるんです。

先ほどの交換工賃はそういった部品の取り外し、プーリー類の交換も含んだ金額の30,000だと思ってください。

2.カム、クランクオイルシールの交換【約7,000円】

下の図に、カムスプロケットクランクスプロケットがあります。

この部品を取り外すと、オイルシールと言う部品が見えてきますので、それらの交換ですね。

まず部品代ですが、オイルシール5つで約2,000円(オイルシールはスプロケットそれぞれに1個ずつ付いてる)

交換工賃が約5,000円で、合計が7000円です。

このオイルシールと言う部品はカムシャフト、クランクシャフトからエンジンの外にオイルを漏らさない為に付いてます。

このオイルシールが痛んでくると、エンジンのオイル漏れの原因になりかねないので、タイミングベルトと一緒に交換しておいた方がいいですね。

3.スパークプラグの交換【約20,000円】

次はスパークプラグの交換です。

車を買った時についてくる「整備手帳」にも載ってますが、レガシィのスパークプラグは基本10万キロ無交換です。

と言うことは、最低でも10万キロに1度はプラグの交換が必要になります。

この10万キロは、タイミングベルトの交換推奨距離と同じなので、一緒に交換しておいた方がいいですね。

レガシィ、4気筒のタイプはプラグを4つ使います。

スパークプラグの部品代は4つで8,000円です。

交換工賃は12,000円で、合計が20000円ですね。

4.その他消耗品【約8,800円】

最後は細かい部品類です。

こちらは、上記で紹介した交換作業とかぶる部品ですので、基本的には部品代金のみになりますね。

クーラント代、約5,000円(エンジンを冷やすための冷却水です)

サーモスタット代、約2,500円(冷却水温度を90度後半に自動で調整してくれる部品の1つ)

ホースとホースクランプ代で約1,300円(エンジンとラジエーターを繋げてくれるホースで、このホース内に冷却水が循環してます。)

レガシィ タイミングベルト交換費用合計【約111,800円】

上記で紹介した部品の交換を全て合わせると111,800円で、約12万円になります。

この金額でのトータル工賃は47,000円

トータルの部品代が64,800円です。

ざっくりとですが12万円近くになります。

タイミングベルトだけの交換でしたら、もっと安くはなります。

しかしタイミングベルトを外すと一緒に交換できる消耗品が多くあるので、それらの部品も一緒に交換した方が、トータル的に安くなります。

レガシィ タイミングベルト交換費用12万円は妥当【まとめ】

いかがでしたか?

今回は「レガシィ タイミングベルト交換費用12万円は妥当なのか」について具体的な金額も交えて解説しました。

今回出した金額はあくまで、私が現役で整備士をしていた時の数字です。

料金体系も部品代も変わってくる可能性がありますので、あくまで参考としていただけたら嬉しいです。

コメント

  1. […] またタイミングベルトの、どの部品に大体いくら金額が掛かるのかについてレガシィ タイミングベルト交換費用12万円は妥当?に詳しく記事にしました。 […]

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