「レガシィBP(BL)の後期タイプに乗ってるけど、インパネやオーディオパネルの外し方ってどうやるんだろう?」
「具体的な外し方知らないから、誰か情報教えて欲しい!!」
こんな疑問にお答えします。
今回はレガシィBP BL 後期タイプのインパネ、オーディオパネルの外し方を写真と動画付きで解説します。
この記事を書いている私はスバルの整備士を6年間やってきました。
何台というレベルではなく何十台とインパネ外しやオーディオパネルの交換をやってきたので、これから紹介する内容の信頼性にも繋がるかと思います。
ぜひご覧ください。
※ナビや純正オーディオが付いているパネルは”目次”の「サイドシールを外す!」からご覧ください。
サイドシールを左右外せば、すぐに純正オーディオが付いている”パネル”を固定しているネジが外せます。(灰皿、シガーソケットのパネルを外す!の項目も飛ばして結構です)
コンソールボックスやシフトパネル等の外し方は以下からご覧ください。
レガシィBP BL インパネ、オーディオパネルの外し方 後期タイプ
レガシィBP BL系の後期タイプは、前期タイプと比べますとインパネの構造が違いますので、取り外しには注意が必要です。
レガシィBP BL前期タイプの内装の外し方はレガシィBP BL インパネ、オーディオパネルの外し方 前期タイプをご覧ください。
レガシィBP BLはセダンかワゴンタイプかの違いだけですので、内装の構造はほぼ一緒です。
唯一違いがあるのは、取り付いているオーディオがマッキントッシュか純正オーディオかの違いだけです。(見た目は違いますが構造はほぼ一緒です)
今回紹介するのはマッキントッシュのオーディオがついたインパネですが、取り外しに関しては基本的に見た目が違うだけですので、純正オーディオが付いている方でも同じように外していけば問題ありません。
写真だけではわかりにくい所があるかもしれませんので、今回のインパネ外し方を一本の動画にしました!ぜひご覧ください!
それでは早速、インパネ、オーディオパネルの外し方を解説していきます。
インパネ外しは、サイドブレーキのカバーから外す!

まずはじめにサイドブレーキのカバーを外します。
サイドブレーキのカバーから順々に外していかないと、インパネ、オーディオパネルが外れない構造になっています。
レガシィの後期タイプは上の写真のように横からパネル外しを差し込み外していきます。

上の写真のように、フロント側も同じようにパネル外しを差し込み取り外していきます。
内装を傷つけない為にもマスキングテープは絶対にあった方がいいです!(傷が付いてからでは遅い)
シフトパネルのOリングを外す!

続いてシフトパネルのOリングを外します。
上の写真で見るとシルバーの部品ですね。

シルバーのOリングは上の写真のように黄色部分にツメが引っかかっているだけです。
コツは、Oリング全体を持ちながらやると、外しやすいです。
※今回ツメが一箇所だけ外れなかったので、Oリングは後回しにしました。。。
センターコンソール&コンソールボックスを外す!
続いて、センターコンソール&コンソールボックスを外します。

外し方はコンソールボックス後ろ右側に、上の写真のようにボルトを隠しているカバーがあります。※運転席の後ろ側です。
これは小さいマイナスドライバーの先端を、隙間に差し込み、カバーを外します。

カバーを外すと、上の写真のようにボルトが見えてきます。
外辺寸法10mmのボルトでねじ止めされているので、これを外します。
このボルトは普通のプラスドライバーで外せないことはないのですが、私はラチェットと10mmのセミディープソケットで外すのをおすすめします。
一見小さいボルトに見えますが、そこそこのトルク(力)で締まってます。
プラスドライバーではトルク(力)が掛かりにくく、最悪ねじ山をナメてダメにしてしまう可能性があります。
実際に私が整備士の時は、必ずラチェットと10mmのソケットで外してました。
破損、ミスをしてからでは遅いですし後悔しても壊れた部品は元に戻せません。
リスクを想定して、事前に準備しておきましょう。
このボルトは反対側にもついてるので、同じようにカバーを外してボルトを外してください。
センターコンソールのフロント側を外す!

続いて、センターコンソールのフロント側を外します。
フロント側は、左側ツメと右側クリップが引っかかっているだけです。
上の写真のように、インパネ外しで右側クリップを外します。

残りは左側についているツメです。
上の写真、黄色マル部にツメ(突起)があります。(ピンボケすいません)
この突起が下の写真、黄色部の輪っかにに入る構造になっています。

構造を意識しながら、突起を逃すようにしてセンターコンソールを外していきます。
サイドシールを外す!

ナビゲーション横についてるサイドシールを外します。

左側はグローブボックスを開けると、上の写真のようにサイドシールの端面が見えます。
ちょうど指を指しているところにパネル外しを差し込みサイドシールを外します。
サイドシールはツメで固定されているだけです。
右側も同じように外します。
灰皿、シガーソケットのパネルを外す!

次は灰皿、シガーソケットのパネルを外していきます。
※ここで先ほど外れなかった、シフトパネルのOリングを外しました。。。
まずシフトレバーを「P」レンジから「D」レンジにします。
やり方は、シフトパネル右上あたりに小さい穴が空いてます。
その小さい穴にドライバーの先端を差し込み、少し押します。
ドライバーを押しながら、シフトを「D」レンジに移動させます。
(※エンジンはもちろん停止状態)

上の写真のようにマスキングテープも貼ります。

次にパネル外しを差し込み、灰皿シガーソケットパネルを浮かせます。

少し浮いたら、両手でパネルをもち”ユサユサ”しながら外していきます。

パネルが外れると、シガーソケットの白色のコネクタが見えますので、こちらを分離します。
最後はオーディオ横のネジを外す!

いよいよ最後です。
オーディオ横のネジ3つ、左右合計で6個外せば完了です。(黄色部)
終わりに。
いかがだったでしょうか?
レガシィ BP BL インパネ、オーディオパネルの外し方 後期タイプを解説しました。
後期タイプは、前期タイプに比べて純正オーディオパネルの取り外しが容易にできる構造になってます。
前期タイプはサイドブレーキのカバーから外す必要があったのですが、後期タイプはオーディオパネル横のサイドシールを左右外せば、パネルの取り付けネジが見えます。
この記事がお役に立てれば幸いです。
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